死夜悪

俺は先代の社長を尊敬していた。創業から先代社長の世話になり、この会社を支えたいと心から思っていた。…なのに何だ、コイツらは。先代の跡を継いだ二代目社長はキャバ嬢に入れ揚げて結婚。仕事なんかそっちのけで会社経営は火の車。バカ嫁は我が物顔で会社に押し掛けてきては社長にブランド物をおねだりしている。もう我慢の限界だ、もういい、全部ブッ壊してやる！

一年前まで、私は教師だった。 今は同僚だった夫と結婚し家庭に入っている。そんな中、夫が怪我をして入院したとの報せが…。聞けば生徒が路地裏で溜まっているとの苦情が入り駆けつけたところ、ウチの制服を着た人物にバイクで突っ込まれたとの事だった。しばらく休職せざるを得なくなった夫に代わり、私が職場復帰することになったのですが…。

小さい頃からサッカー少年だった伸治。そんな彼の夢を応援したくてマネージャーになった幼馴染の沙也。「みんな才能無いし、顧問も未経験だし。俺だけ頑張っても無駄だろ」大会優勝の夢を諦めてしまった伸治は練習態度も最悪で…。沙也の説得で心を入れ替え練習に打ち込み始めた伸治だったが、チームメイトと揉め事を起こしてしまい、退部の危機。伸治がサッカーを続けられるよう頼み込む沙也に、顧問の中田は…。